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J-GLOBAL ID：200902211857707233   整理番号：09A1176390

Bowman-Levin近似に基づく低密度パリティ検査符号の復号化アルゴリズム

Decoding Algorithm of Low-density Parity-check Codes based on Bowman-Levin Approximation

著者 (4件)： TAMURA Ken-ichi (Waseda Univ., Tokyo, JPN) ,  KOMIYA Miho (Tokyo Inst. Technol., Yokohama, JPN) ,  INOUE Masato (Waseda Univ., Tokyo, JPN) ,  KABASHIMA Yoshiyuki (Tokyo Inst. Technol., Yokohama, JPN)
資料名： New Generation Computing  (New Generation Computing)
巻： 27  号： 4  ページ： 347-363  発行年： 2009年 
JST資料番号： Y0555A  ISSN： 0288-3635  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 信念伝搬(BP)および凹凸手続き(CCCP)は,費用関数として,Betheの自由エネルギーを用い情報処理タスクを解決するために用いられるアルゴリズムである。本研究では,Betheの自由エネルギーを利用するがマスターおよびスレーブ変数の役割を変化させる新しいアルゴリズムを開発した。これは,Bowman-Levin(BL)近似として統計物理学の領域において称されている。加法的白色Gauss雑音(AWGN)チャネル上での正則低密度パリティ検査(LDPC)を復号化するためにBL近似を適用した場合,その平均性能はBPまたはCCCPのいずれかの性能におよそ類似しているが,大量の計算が不可能なレベルでない場合にはそれらを若干性能的に上回る。このことは,このBL近似が,BPまたはCCCPが既に適用されたその他の問題に対してもうまく適用可能であることを意味する。ここではまた,提案BLアルゴリズムの復号化ダイナミックスが内側ループの数に特に依存していることを見つけた。BPとのこのような違いは,Betheの自由エネルギーの複雑な景観の理解においては重要になるかもしれない。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *近似法 ,  符号 ,  パリティ検査 ,  *復号化 ,  アルゴリズム ,  自由エネルギー ,  白色雑音 ,  Gauss雑音 ,  *誤り訂正符号 ,  ループ
準シソーラス用語： AWGN ,  *Bowman-Levin近似 ,  *LDPC符号 ,  パリティ検査符号

分類 (2件)： 数値計算  (JE02000J) ,  符号理論  (ND02030R)

引用文献 (10件)：

• Pearl, J., Probabilistic Reasoning in Intelligent Systems, Morgan Kaufmann, 1988.
• Yuille, A. L., “CCCP Algorithm to Minimize the Bethe and Kikuchi Free Energies: Convergent Alternatives to Belief Propagation,” Neural Comput., 14, pp. 1691-1722, 2002.
• Kabashima, Y. and Saad, D., “Belief propagation vs. TAP for decoding corrupted messages,” Europhys. Lett., 44, pp. 668-674, 1998.
• Yedidia, J. S. and Freeman, W. T. and Weiss, Y., “Bethe free energy, Kikuchi approximations, and belief propagation algorithms,” http://www.merl.com, Mitsubishi Research Laboratories, 2001.
• Gallager, R. G., Low-Density Parity-Check Codes, Research Monograph series, Cambridge, MIT Press, 1963.

タイトルに関連する用語 (3件)： 近似 ,  低密度パリティ検査符号 ,  復号化アルゴリズム