文献
J-GLOBAL ID:200902216638711561   整理番号:08A0369443

パプアニューギニア東方海域におけるSST coolingと2002/03年エルニーニョ発生との関連

著者 (4件):
資料名:
巻: 2008  号: 春季  ページ: 11  発行年: 2008年03月14日 
JST資料番号: F0701C  資料種別: 会議録 (C)
記事区分: 短報  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
図2は,BOXeにおける混合層水温(°C),東西熱移流および正味海面熱フラックスによる混合層の温度変化(°C/day)の時系列で,期間は2001年11月1日から2002年1月31日である。この図から,2001年12月上旬から2002年1月上旬にかけて,混合層水温が約30.1°Cから29.5°Cへ低下する様子が見られる。2002年1月中旬以降では,減少傾向は見られない。混合層水温の低下が観測される2001年12月では,東西熱移流が強い冷却効果(約-0.01°C/day)を示す。この東西熱移流は,正の水温東西勾配と東向流によって生ずる(図は示さない)。これは,混合層水温の時間変化率の約50%を説明する。一方,正味海面熱フラックスは,この時期において,混合層水温の冷却効果は-0.005°C/day以下(2001年12月10日付近)であり,昇温効果を示す期間も見られる。また,混合層冷却が見られない2001年11月下旬以前および2002年1月中旬以後では,東西熱移流は冷却効果を示さない。この結果から,BOXeにおいて,東向流による負の東西熱移流が混合層冷却に対して大きな役割を果たすことが示された。BOXwについても同様の結果が得られた。さらに,流れの上流にあたるPNG東岸の沿岸湧昇がその場のSST冷却に与える影響を調べるために,高解像度海洋大循環モデル(OFES)歴史実験結果(e.g.,Sasaki et al.2007)を解析した。その結果,沿岸湧昇と関係する鉛直熱移流が,混合層冷却を導く主要因であることが示された。本研究の結果から,沿岸湧昇と関係してPNG東岸沖に出現する負のSST偏差が,東西熱移流によってFWEPの広い範囲に拡大する可能性が示唆された。これは,2002/03年エルニーニョ開始に影響を与え得るFWEPにおけるSSTの冷却に対して,これまで考えられてきた潜熱による冷却に加え海洋内部の変動も重要であることを示す結果である。(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
海洋物理学一般 
タイトルに関連する用語 (4件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る