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J-GLOBAL ID:200902216717778000   整理番号:09A0327937

ホールクロップサイレージ用水稲新品種「タチアオバ」の育成

著者 (9件):
資料名:
号: 50  ページ: 1-20  発行年: 2009年02月27日 
JST資料番号: Z0067A  ISSN: 1346-9177  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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当初「タチアオバ」の育種目標は,直播適性を備えつつ,収量性,品質,食味にも優れた主食用品種であったが,育成途中から極めて長桿で大きな生育量を示す個体が見つかった。そこで,育種目標を直播適性をもったホールクロップサイレージ(WCS)用品種に変えた。そこで,湛水直播で要求される諸形質を導入するために,ジャポニカ品種でアメリカで育成された「Lemont」を母本として選定した。1993年から当センターで交配を開始し,2006年に品種登録され,「タチアオバ」と命名された。形態的特性は,移植時の苗丈は”中”,葉色は”中”,桿は”極太・極長”,桿質は”剛”,脱粒性は”難”,粒着密度は”やや密”で,穂重型の「うるち」である。暖地の普通期移植栽培では極晩生となる。地上部乾物重は多肥栽培で210kg/a,極多肥栽培で220kg/aだが,地上部全重に占める子実の割合は主食用品種より低い。「タチアオバ」乾物の可消化養分総量(TDN)は,55~56%で,他のWCS用品種である「ミナミヒカリ」,「クサノホシ」などと大きな差はない。TDN収量は,早植で1.2~1.3t/10a程度である。ロールベールサイレージの発酵品質は,年次変動が大きいが,他のWCS用品種と大差ないと推定される。耐倒伏性は”強”,直播適性は「ミナミヒカリ」,「クサノホシ」,「ニシアオバ」より大きい。「タチアオバ」の葉いもち圃場抵抗性は”中”,穂いもちは”やや強”,白葉枯れは”やや弱”である。食味特性は,総合で「日本晴」にまさり,「ヒノヒカリ」,「コシヒカリ」に劣る”中上”である。
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分類 (2件):
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作物の品種改良  ,  飼料作物,草地 
タイトルに関連する用語 (4件):
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