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J-GLOBAL ID：200902216974690742   整理番号：08A0745881

小型衛星用太陽熱スラスタの熱設計

著者 (4件)： 岩城裕樹 (北大 大学院) ,  長沼哲史 (北大 工) ,  戸谷剛 (北大 大学院) ,  永田晴紀 (北大 大学院)
資料名： 日本航空宇宙学会北部支部講演会講演論文集  (Proceedings of the JSASS North Branch Annual Meeting)
巻： 2008  ページ： 1-6  発行年： 2008年 
JST資料番号： L3590A  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ピギーバック方式により打ち上げられる小型衛星に搭載する標記の太陽熱推進システムの熱設計について報告した。スラスタ内で生じる相変化を伴う伝熱現象についてモデル化を行い,熱設計手法を構築した。小型衛星に要求される速度増分の決定に始まる熱設計フローチャートを示した。目標比推力を実現するためのスラスタ形状を求めた。温度分布の計算には,推進剤の物理量の算出及び温度分布の算出を行う。液相,二相流及び気相における仮定及び解析の基礎式について述べた。衛星質量50kgの場合について,比推力を200秒としたすラスタ形状,主要寸法,境界条件,スラスタの推力及び比推力,圧力及びスラスタ温度分布を示した。また,集光鏡に求められる出力47Wにたいして,放物面鏡とした場合の形状設計を行った。1km/sの速度増分に対して,SUH310材による推進システムを熱設計し,最高温度1111Kで比推力203秒が得られることを示した。集光鏡には,必要な面積を得るために,展開機構が必要となることが分かった。

シソーラス用語： 熱機関 ,  *太陽熱利用 ,  *推進システム ,  人工衛星 ,  ピギーバック輸送 ,  *熱設計 ,  推力 ,  比推力 ,  相転移 ,  温度分布 ,  集光器 ,  放物面鏡 ,  耐熱鋼 ,  液体推薬
準シソーラス用語： *小型衛星 ,  *太陽熱機関

分類 (1件)： ロケットエンジン  (PB02050J)

タイトルに関連する用語 (4件)： 衛星用 ,  太陽熱 ,  スラスタ ,  熱設計