抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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CAMUI方式ハイブリッドエンジン開発の一環として行った,ガス加圧供給方式を用いたシステムのシミュレーションについて報告した。本法では,加圧ガス充填圧及び機体形状を入力値とし,供給系各部位の圧力,燃焼室圧及び推進剤流量を予測するプログラムを作成した。燃焼初期については,燃焼の不安定及び異常燃焼の原因を調べるため,起動特性の再現に重点をおいた。シミュレーションでは,小型エンジンによる圧力データなどの実験値を,検証の評価基準として用いた。推力90kgf級フライトモデルエンジンによる燃焼試験について述べた。シミュレーションモデル,フローチャートについて述べた。計算値と実験値との比較を,液体酸素のタンク圧及び流量について示した。その差の原因を検討し,プログラムの改良を行い,実験値を再現することができた。また,シミュレーションにより燃焼室圧力について時間変化を求め,実験とのよい一致を得た。これらを結合したシミュレーションの結果を,上記エンジンについて,圧力及び流量の時間変化を比較し,よい一致を得た。さらに250kgf級エンジンについても,実験値との比較を行いほぼ一致する結果を得て,本シミュレーションの有効性を確認した。