抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本報では安全靴のJIS規格に記載された耐滑試験法および耐滑試験法が確立されるまでの國際的な活動について紹介し解説した。主な内容項目を次に示した。1)概要:労働災害の事故類型別構成比率(床面などでの転倒17.9%で第1位,階段,足場,梯子などからの墜落・転落が17.7%で第2位で,滑りが主因),2)安全靴とJIS規格について:JIS規格での安全靴の定義,革製安全靴の構造(二層底短靴),JIS規格で安全靴の安全性能を表す用語(耐踏抜き性能,踵部の衝撃エネルギー吸収性,足甲プロテクタの耐衝撃性,耐滑性),3)耐滑試験法に関するISO規格原案作成活動:ISO専門部会での安全靴の耐滑性に関する原案検討経緯と検討事項,4)ISO技術報告書の主内容(耐滑試験法に関する技術報告書ISO/TR11220,1993):動摩擦係数による靴底の滑り抵抗性の測定,靴底全体の滑り抵抗を測定,耐滑試験時の床面状態,水平力を加える時はバネを使用しない,5)安全靴JIS規格の耐滑試験法について:試験装置,鉛直力,滑り速度,耐滑性の基準値,6)靴滑り試験機:JIS試験用の靴滑り試験機,人口足と安全靴,7)耐滑試験法をめぐる欧州連合の動き:安全靴の耐滑試験法に関するISO13287(2006)とJIS T8101(2006)の比較および相違点,つま先と踵部の計測法(ISO13287)。