抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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活性金属種を構造中に均質に含有する前駆体を調製し,これを焼成・還元して構造中の活性金属種を安定に表面に析出させることを特徴とする汎用性の高い触媒調製法(固相晶析法)により各種高分散担持金属触媒の調製を行った。ハイドロタルサイトを前駆体とし調製した高分散担持Ni触媒は,天然ガス改質反応に対して優れた活性・安定性を示すことを見出した。さらに,ハイドロタルサイト特有のMemory Effectの利用によりEgg shell型担持Ni触媒の創製や活性サイト表面での合金形成を行い,担持Ni触媒に対して酸化的雰囲気に暴露した後に還元処理を行うことなしに反応ガス雰囲気下で自己再生的に活性化する機能を付与するなど触媒機能の向上を実現した。また,ペロブスカイト型酸化物を前駆体としたNi触媒においても天然ガス改質反応に対する高い活性に加えて高い耐コーキング性を有することを示した。これら調製したNi触媒の高い活性・耐久性の要因は,高分散且つ安定なNi金属粒子の生成にあることを明らかとした。(著者抄録)