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J-GLOBAL ID：200902228679164212   整理番号：08A1197737

アジアの乾燥/半乾燥域上の,雲活動の植生・地形制御

Vegetation and topographic control of cloud activity over arid/semiarid Asia

著者 (3件)： SATO Tomonori (Center for Climate System Res., Univ. of Tokyo, Kashiwa, JPN) ,  KIMURA Fujio (Graduate school of Life and Environmental Sciences, Univ. of Tsukuba, Tsukuba, JPN) ,  HASEGAWA Akira S. (NTT Data Corp., Tokyo, JPN)
資料名： Journal of Geophysical Research  (Journal of Geophysical Research)
巻： 112  号： D24  ページ： D24109  発行年： 2007年12月29日 
JST資料番号： C0294A  ISSN： 0148-0227  CODEN： JJGRDA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 地形と植生の差異の役割に関連した,衛星観測の統計解析で,北東アジアの乾燥/半乾燥域上の雲形態を研究した。朝には北モンゴリアの山岳地域上で雲の頻度は高い。午後と夕方早くには,頻度は解析した地域で増加する。頻度は斜面や山岳で顕著に増加した。植生が山岳を覆い,それが山の傾斜を冷却するが,植生の差異が大きくなく,傾斜が険しい日中では斜面滑昇風が卓越する。傾斜が緩やかであり,植生被覆の差が大きい所では,顕著な地表温度差を形成し,地表被覆に基く雲形成が明確に観測された。黄河周辺では,植生差のため,午後に雲の頻度が急激の増加するが,河の上では雲の発生は非常に低い。植生面からの潜熱の少ないフラックスが,日中の混合層の拡大を抑える。それ故混合層の頂付近で積雲が形成しづらい。統計解析より,砂漠化の土地での植林は,その上の雲の頻度を減少する事が推測された。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： モンゴル国 ,  *乾燥地帯 ,  *雲形成 ,  植生 ,  地形 ,  気象衛星 ,  *リモートセンシング ,  統計解析 ,  地表温度 ,  河川
準シソーラス用語： 黄河

分類 (1件)： 気象学一般  (DC05010D)

タイトルに関連する用語 (6件)： アジア ,  乾燥域 ,  雲 ,  活動 ,  植生 ,  地形