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J-GLOBAL ID：200902232063783099   整理番号：09A0406752

マイクロレーザーによるエンジン点火

Micro-Lasers for Ignition Engines

著者 (7件)： 常包正樹 (科学技術振興機構) ,  常包正樹 (分子科学研 分子制御レーザー開発研究セ) ,  猪原孝之 (日本自動車部品総研) ,  安藤彰浩 (日本自動車部品総研) ,  木戸直樹 (日本自動車部品総研) ,  金原賢治 (日本自動車部品総研) ,  平等拓範 (分子科学研 分子制御レーザー開発研究セ)
資料名： レーザー研究  (レーザー学会誌)
巻： 37  号： 4  ページ： 283-289  発行年： 2009年04月15日 
JST資料番号： X0335A  ISSN： 0387-0200  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 点火式内燃機関を有するエンジン,自動車,発電機においてその燃焼効率を本質的に改善する技術として,レーザによるエンジン点火も有力な候補である。ここでは,自動車のエンジンに搭載することを前提に研究開発を進めている半導体レーザ励起受動Qスイッチマイクロレーザの発振特性と,静止場定容容器内において可燃性予混合気への点火実験を行い,プラグと比較した燃焼特性の違いや優位性を報告した。エンジン点火用のマイクロレーザ,定容容器内での燃焼実験,小型への検討を説明した。燃焼効率の改善とCO₂の削減を目的とした点火装置において,エネルギー2.7mJ,パルス幅600psのレーザパルスを集光し,光強度5TW/cm²で安定した絶縁破壊を実現した。また,プラグと同じサイズまで小さくできることを実証した。エンジン点火用光源としての実用性と優位性を確認した。

シソーラス用語： *内燃機関 ,  *着火 ,  点火装置 ,  レーザ応用 ,  燃焼効率 ,  *固体レーザ ,  Qスイッチング ,  レーザ発振 ,  予混合燃焼 ,  燃焼特性 ,  絶縁破壊
準シソーラス用語： *マイクロレーザ ,  レーザ点火 ,  受動Qスイッチング ,  *半導体レーザ励起

分類 (2件)： レーザの応用  (BD04100V) ,  内燃機関一般  (PB02010R)

引用文献 (20件)：

• HICKLING, R. SAE. 1974, 555
• DALE, J. D. Prog. Energy Combust. Sci. 1997, 23, 379
• PHUOC, T. X. Combustion Frame. 2000, 122, 508
• MORSY, M. H. Combustion Frame. 2001, 125, 724
• PHUOC, T. X. Opt. Lasers in Eng. 2005, 44, 351

タイトルに関連する用語 (2件)： マイクロレーザー ,  点火