抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
2005年末に札幌市の郊外に建設された,熱損失係数が1.0W/m
2/K以下の熱的性能を有する実際の居宅に導入されたGSHP(Ground Source Heat Pump)の運転状況と年間性能,および住宅の温熱環境を紹介した。GSHPは地中の温度差エネルギーを利用してヒートポンプの熱源や排熱吸収源として利用するヒートポンプシステムで,空気熱源よりも高効率な運転が可能であることに加えて,冷房排熱を大気に放出せずに地中へ放熱して冬期の暖房熱源として利用できるので,都市のヒートアイランド現象緩和にも寄与すると期待されている。年間の運転を通した暖房性能と環境性能の評価を示したが,その結果,熱損失係数0.96W/m
2/Kの住宅において,30°Cの低温水による床暖房で十分に満足できる室内温度環境が形成された。