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J-GLOBAL ID：200902241476276798   整理番号：08A0682343

ピンラック歯車装置の運転性能と強度

Driving Performance and Strength of Pin-Rack Gear Mechanism

著者 (4件)： 池条清隆 (広島大 大学院工学研究科) ,  永村和照 (広島大 大学院工学研究科) ,  田中英一郎 (芝浦工大 システム工) ,  山本幸司 (東ソー 南陽技セ)
資料名： 設計工学  (日本設計工学会誌)
巻： 43  号： 7  ページ： 388-394  発行年： 2008年07月05日 
JST資料番号： S0898A  ISSN： 0919-2948  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 現状のピンラック歯車装置の問題点を明らかにし,その性能向上を図る研究を報告した。第一段階として,現在のピンラック歯車装置に採用されているインボリュート歯形を持つスプロケット歯車を用いて運転試験を行い,その歯元応力・駆動トルク・歯面の損傷状況などを測定した。そして,歯元応力・歯面の接触応力・歯面摩擦損失・閃光温度などの理論的解析を行い,現状の問題点を検討した。1)本研究のピンラック歯車装置では,1対噛合いのみであるため荷重の分担が行われず,スプロケット歯車のインボリュート曲線の起点付近で接触応力が極端に大きくなる,2)歯元応力・水平方向分力・歯面摩擦損失についての計算値と実験値はほぼ一致する,3)接触応力が高く閃光温度が最大となる噛合い位置であるピッチ点付近の歯元側において損傷が最も激しい,などの結果を得た。

シソーラス用語： *ピン ,  *ラック ,  *歯車装置 ,  *機構 ,  運転 ,  性能 ,  *強度 ,  問題 ,  インボリュート ,  歯形 ,  スプロケット ,  歯車 ,  運転試験 ,  *歯元 ,  *応力 ,  *歯面 ,  *損傷 ,  駆動 ,  トルク ,  計測 ,  *接触応力 ,  摩擦 ,  損失 ,  感覚 ,  温度 ,  *解析 ,  噛合い ,  荷重 ,  力 ,  点
準シソーラス用語： ピッチ点 ,  現状 ,  水平方向 ,  閃光 ,  測定 ,  分担 ,  分力 ,  問題点 ,  理論解析

分類 (3件)： 歯車,歯車装置  (QB01060O) ,  構造動力学  (HD02000E) ,  金属材料  (HC04020L)

引用文献 (4件)：

• KADO, H. GATING DEVICES USING PIN RACK STRUCTURES IN GATE MECHANISMS FOR SLLUICES. Proceeding of MPT2001-Fukuoka The JSME International Conference on Motion and Power Transmissions Nov. 15-17. 2001, 2, 873-875
• 寺内喜男. 平歯車に使用する写像関数の係数値の自動決定法. 設計・製図. 1989, 24, 10, 22-28
• PALMGREN, A. Neue Untersuchungen uber Energieverluste in Walzlagern. 1957 Grundlagen der Walzagertechnik. 1964, 117-121
• BLOK, H. Les Temperatures de Surface Dans Des Conditions de Graissage Sous Extreme Pression. Proceeding of 2nd World Congress (Paris), 1937. 1937, 3, 471-486

タイトルに関連する用語 (2件)： ラック ,  歯車装置