抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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黒潮続流域では,混合層深度が浅くなる春季に植物プランクトン生物量が最も高くなり,それに伴って動物プランクトン生物量も高くなる。植物プランクトン量は衛星海色センサーで連続的に観測することが可能だが,それでは海洋表層の情報しか得ることができない。そこで,これまでに海表面クロロフィル(Chl)a濃度と水柱積算Chla量との関係が明らかにされてきた(Uitz et al.,2006)。動物プランクトンや魚類の餌環境,さらに生態系をベースとした水産資源管理を考える場合,表層だけではなく水柱内の積算Chla量を議論するべきである。Chla量は,表層への栄養塩供給を行う鉛直混合に大きく影響されると云われている。そこで本研究では,黒潮続流域における春季の水柱積算Chla量の経年変動を明らかし,成層強度との関係について議論する。(著者抄録)