抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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地球の起源を推測する手段として,隕石の年代鑑定を行なう手法を解説した。隕石は半径500km以下で地球上に落下したもので,コンドライト,エイコンドライト,鉄隕石,石鉄隕石等がある。これらは,すべて46億年以上前のものは無い。この事実から,地球は少なくとも46億年以上前に生まれたことになる。そこで,さらに隕石を構成する物質を詳しく調べることで,太陽系ができる前の宇宙の歴史と太陽系との関係を推測しようとしている。この分析手段として,著者は同位体顕微鏡の使用を提案している。この装置は,100μm視野内でサブミクロンの精度で同位体の分布を観察することができる。この装置を用いてコンドライト中のプレソーラー粒子(太陽系を造った原材料物質)同定の事例を紹介した。