抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本記述は,長伐期林施業への道筋を考えるため,樹高成長とそれに伴い変化する林冠に関する調査結果から高齢林化による森林の成長特性についてまとめたものである。樹種,品種によって異なるが樹齢100年を超すものでも樹高成長が衰えないものもあるため,若い林齢の樹高をもとにした地位指数から長伐期化を見据えた土地生産性の善し悪しを判断するのは難しい。また若齢林は林冠が閉鎖しやすいため適切な間伐が必要であるが,間伐を繰り返すことで林冠の隙間が大きくなった高齢林では間伐をしなくても林冠が閉鎖しにくくなる。これらのことから長伐期林を維持管理するためには,適切な時期での間伐を繰り返して林分密度を減らすことが重要であり,健全な高齢林に誘導できると考える。