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J-GLOBAL ID：200902251952697751   整理番号：09A0052550

LC/MSによるテトラブロモビスフェノールA分析の最適化の検討

著者 (3件)： 松井利夫 (福井県衛生環境研究セ) ,  藤井幸雄 (福井県衛生環境研究セ) ,  鈴木茂 (中部大 応用生物)
資料名： 季刊全国環境研会誌  (JELA)
巻： 33  号： 4  ページ： 206-211  発行年： 2008年12月25日 
JST資料番号： F0601B  ISSN： 1346-4965  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： LC/MSによるテトラブロモビスフェノールA(TBBPA)の分析方法の確立を目的とした。3種のイオン化法(ESI,APCI,APPI)のいずれでも分析可能であった。コーン電圧等の最適分析条件を検討したところ,ESI(negativeモード)がAPCI法より感度が良かった。移動相(アセトニトリル系・メタノール系)の違いが感度に強く影響した。河川水中のTBBPAをジクロロメタンで抽出し,アセトニトリルで転溶後,ESI(-)で分析したところ,装置検出下限値は306ng/Lであり,添加回収率は96.5%で,12河川水の濃度(300倍濃縮)はすべて不検出(1ng/L未満)であった。(著者抄録)

シソーラス用語： *芳香族臭素化合物 ,  LC-MS分析 ,  定量分析 ,  *エレクトロスプレイイオン化質量分析 ,  最適化 ,  水質試験 ,  検出限界
準シソーラス用語： ESI質量分析 ,  APPI【分析】

分類 (1件)： 水中の汚染物質の各種分析  (CC08080W)

物質索引 (1件)： テトラブロモビスフェノールA

引用文献 (25件)：

• Osako M., Kim Y. J., Sakai S.: Leaching of brominatedflame retardants in leachate from landfills in Japan, Che-mosphere, 57, 1571-1579, 2004
• Sjodin A., Carlsson H., Thuresson K., et al.: Flame retar-dants in indoor air at an electronics recycling plant and at other work environments, Enuiron. Sci. Tech., 35, 448-454, 2001
• Morris S., Allchin C. R., et al: Distribution and fate of HBCD and TBBPA brominated flame retardants in northsea estuaries and aquatic food webs. Environ. Sci. Tech., 38, 5497-5504, 2004
• 崔宰源, 森田昌敏: 臭素化難燃剤による環境汚染一近年の傾向, 環境化学, 11, 773-783, 2001
• 阿久津和彦, 堀伸二郎: 難燃剤ポリ臭素化ジフェニルエーテル (PBDEs) による食品・母乳汚染, 食衛誌, 45(4), 175-183, 2004

タイトルに関連する用語 (3件)： テトラブロモビスフェノールA ,  分析 ,  最適化