文献

J-GLOBAL ID：200902253602784352   整理番号：09A0735701

赤外域・紫外域の高強度レーザー

著者 (1件)： 猿倉信彦 (大阪大 レーザーエネルギー学研究セ)
資料名： 生産と技術  (季刊誌生産と技術)
巻： 61  号： 3  ページ： 61-63,1(1)  発行年： 2009年07月10日 
JST資料番号： F0270A  ISSN： 0387-2211  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 赤外域・紫外域の高強度レーザーの研究の経緯と現状について概説した。0.1~100THz付近のテラヘルツ領域の赤外域レーザー光源開発に挑戦している。磁場中においた半導体基板にチタンサファイアレーザーからの超短パルスレーザー光を照射することにより従来光源に対して非常に高い平均出力のテラヘルツ電磁波を発生することに成功している。テラヘルツ領域の研究は物理的観点から非常に面白い広がりを見せている。非破壊・非接触計測やテラヘルツ領域にある各物質特有の吸収スペクトルを利用した薬物の物質同定のような実用的応用から,タンパク質の機能解析などの生物学的研究にも用いられるようになっている。紫外領域については以下の3つのアプローチで光源開発を行っている。ライカフ結晶にセリウムイオンを添加すると紫外光を発生するようになる。リチウムテトラポレートを非線形結晶として用いて,赤外・可視レーザからの波長変換によって紫外レーザー光の発生を実現している。最近では,フッ化物を用いて,紫外領域でも最も波長の短い真空紫外領域での半導体レーザー開発のための研究を開始している。

シソーラス用語： 遠赤外線 ,  *電磁波 ,  吸収スペクトル ,  *光源 ,  パルスレーザ照射 ,  サファイアレーザ ,  電磁波放射 ,  紫外線 ,  Czochralski法 ,  フッ化物 ,  *レーザ材料 ,  アルミニウム化合物 ,  カルシウム化合物 ,  リチウム化合物 ,  ドーピング ,  セリウム ,  ホウ酸塩 ,  周波数変換 ,  *赤外レーザ ,  *紫外レーザ ,  半導体 ,  *テラヘルツ波
準シソーラス用語： *テラヘルツ ,  CZ法 ,  波長変換

分類 (2件)： 固体レーザ  (BD04080W) ,  半導体レーザ  (BD04070L)

タイトルに関連する用語 (3件)： 赤外域 ,  高強度 ,  レーザー