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J-GLOBAL ID：200902260785233887   整理番号：09A0203153

フタル酸ジメチル部分を含むオクタデヒドロジベンゾ[12]アヌレンの立体配座多形

Conformational Polymorphism of Octadehydrodibenzo[12]annulene with Dimethyl Phthalate Moieties

著者 (5件)： HISAKI Ichiro (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  SAKAMOTO Yuu (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  SHIGEMITSU Hajime (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  TOHNAI Norimitsu (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  MIYATA Mikiji (Osaka Univ., Osaka, JPN)
資料名： Crystal Growth & Design  (Crystal Growth & Design)
巻： 9  号： 1  ページ： 414-420  発行年： 2009年01月 
JST資料番号： W1323A  ISSN： 1528-7483  CODEN： CGDEFU  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 2個のフタル酸ジメチル部分を含む標題アヌレン誘導体を合成し,この三つの多形(I,II,III)の結晶構造を単結晶XRDを使って決定した。この化合物はデヒドロアヌレンが多形を示す初めての例で,フタル酸ジメチル部分の立体配座の変動性に起因した。アヌレン芯は多形I(単斜晶系,空間群P2₁/c,Z=2)ではヘリンボン形,多形II(三斜晶系,空間群P-1,Z=2)では平行π積層型,多形III(単斜晶系,空間群P2₁/c,Z=2)ではジグザグπ積層型で配置された。また,DSCデータも測定し,これらの多形の分解温度が112~163°Cの広い範囲にわたって変化し,分子配置が熱安定性,分子間反応性に著しい影響を及ぼすことを明らかにした。

シソーラス用語： *シクロアルキン ,  *芳香族縮合化合物 ,  芳香族カルボン酸 ,  *ポリカルボン酸 ,  *カルボン酸エステル ,  化学合成 ,  単結晶 ,  X線回折 ,  *結晶構造 ,  多形 ,  単斜晶系 ,  三斜晶系 ,  格子定数 ,  櫛形 ,  積層構造 ,  示差走査熱量測定 ,  *熱安定性 ,  熱分解 ,  分解温度
準シソーラス用語： ジグザグ構造

分類 (2件)： 分子構造と性質の実験的研究  (CB01020I) ,  芳香族化合物の結晶構造  (BK08020F)

物質索引 (1件)： 5,6,7,8,13,14,15,16-オクタデヒドロジベンゾ[a,g]シクロドデセン-2,3,10,11-テトラカルボン酸テトラメチル

タイトルに関連する用語 (4件)： フタル酸ジメチル ,  アヌレン ,  立体配座 ,  多形