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J-GLOBAL ID：200902263258874601   整理番号：09A0848327

マメ科牧草リビングマルチによるソルガム栽培における雑草抑制と窒素供給

Weed Suppression and Nitrogen Supply by Legume Living Mulches in Forage Sorghum

著者 (2件)： 魚住順 (農業技術研究機構 畜産草地研) ,  黒川俊二 (農業技術研究機構 畜産草地研)
資料名： 日本草地学会誌  (Japanese Journal of Grassland Science)
巻： 55  号： 2  ページ： 161-165  発行年： 2009年07月15日 
JST資料番号： Y0119B  ISSN： 0447-5933  CODEN： NSGIDM  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ソルガム栽培で雑草防止と窒素肥料低減のため,マメ科牧草によるリビングマルチについて検討を行った。試験区は被覆作物の草種や品種が異なるリビングマルチ区が7区,施肥量や耕起方が異なる非リビングマルチ区が3区の計10区で行った。被覆作物はクローバ類とアルファルファ,レンゲなどを用いた。ソルガム播種前年に被覆作物を播種し,ソルガム播種前に刈り払いした。窒素肥料施肥と耕起は,全面耕N10(窒素施肥10kg/10a),部分耕N0(窒素無施肥)と部分耕N10とした。被覆作物はソルガム播種後に1年生草種以外で旺盛に再生し,非リビングマルチ区では雑草の出芽が見られた。ソルガムの出芽個体数はリビングマルチ区で減少し,被覆作物によりその低下の程度は異なった。倒伏は発生せず,収穫茎数は被覆作物種により異なった。草丈,乾物収量は被覆作物種にもよるが,10kg/10a窒素施肥の区と同等か有意に高くなった。雑草はリビングマルチ区ではほとんど発生せず,非リビングマルチ区では雑草が繁茂したが,ソルガムの被陰で成長が停滞し乾物現存量はソルガムの1割程度となった。

シソーラス用語： *モロコシ属 ,  *マルチ ,  *マメ科牧草 ,  *雑草防除 ,  *緑肥 ,  植物被 ,  植生 ,  播種 ,  耕うん ,  施肥 ,  窒素肥料 ,  *マルチ栽培 ,  植物成長 ,  植物体再生 ,  出芽 ,  高さ ,  乾物量 ,  作物収量 ,  バイオマス ,  シロツメクサ ,  ゲンゲ ,  品種差 ,  クリムソンクローバ ,  クローバ
準シソーラス用語： アルサイククローバ ,  *リビングマルチ ,  乾物収量 ,  草丈 ,  被覆作物

分類 (2件)： 畑作物一般  (FC03031E) ,  飼料作物,草地  (FC03050J)

引用文献 (19件)：

• BLEVINS, RL. Legume cover crops as a nitrogen source for no-till corn and grain sorghum. Agron J. 1990, 82, 769-772
• DECKER, AM. Legume cover crop contribution to no-tillage corn production. Agron J. 1994, 86, 126-135
• EBELHAR, SA. Nitrogen from legume cover crops for no-tillage corn. Agron J. 1984, 76, 51-55
• ECHTENKAMP, GW. No till corn production in a living mulch system. Weed Technol. 1989, 3, 261-266
• ELKINS, D. Living mulch for no-till corn and soybeans. J Soil and Water Cons. 1983, 38, 431-433

タイトルに関連する用語 (6件)： マメ科牧草 ,  リビングマルチ ,  ソルガム ,  栽培 ,  雑草抑制 ,  窒素