抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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微小な材料片を単位素子として多数配列して構成した構造体は,単位素子間の平均間隔に比べて十分大きい波長の電磁波に対して実効的に均質な媒質として振舞う。このように構成された人工的な媒質はメタマテリアルと呼ばれる。これらをうまく設計すると実効的な誘電率と透磁率が同時に負となる左手系メタマテリアルが実現される。本稿では,左手系メタマテリアルの原理を紹介した後,特に非共振型の左手系メタマテリアルに焦点を当てマイクロ波領域における構成例およびその特徴的な性質について概説した。本稿で紹介したメタマテリアルの概念を用いた電磁波応答の制御はテラヘルツ波の電波領域のみならず光波領域にも広がってきており。今後の展開が注目される。