抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ELIDにおける標準的な構成要素は,導電性ボンド砥石,電解電源装置,電極,水溶性研削液(弱導電性研削液)であり,これらを適切に選択することにより,安定した加工が実現できる。このためEUD研削において,これらの各構成要素の技術開発は重要であり,さまざまな開発・検討がなされている。この研究の流れの一つとして非メタル系砥石によるELID研削の試みを行った結果,メタル系砥石におけるELIDサイクルとは異なる反応ではあるものの電気エネルギーによる砥石表面と電極間の電気化学反応であることは同様であった。この知見からELID研削は単に電気化学反応によりメタル系ボンド砥石表面を陽極酸化反応させるものではなく,電気エネルギーを供給することで電極と砥石間,電極と被加工物間,あるいは研削液内で様々な反応を起こさせそれを活用する技術との考えに至った。この考え方から新たなELID研削に関する技術が生み出され,活発な検討を進められている。本報告では,ELID研削に関するいくつかの開発事例について紹介する。(著者抄録)