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J-GLOBAL ID：200902278908595904   整理番号：08A1175841

潤滑油の非ニュートン性と温度上昇を考慮した円筒ころ軸受の公転すべり解析

Analysis of Cage Slip in Cylindrical Roller Bearings Considering Non-Newtonian Behavior and Temperature Rise of Lubricating Oil

著者 (4件)： 吉田孝文 (三菱重工業 長崎研) ,  東崎康嘉 (三菱重工業 長崎研) ,  三宅寿生 (三菱重工業 長崎造船所) ,  柴田昌明 (三菱重工業 長崎造船所)
資料名： トライボロジスト  (Journal of Japanese Society of Tribologists)
巻： 53  号： 11  ページ： 752-761  発行年： 2008年11月15日 
JST資料番号： F0390A  ISSN： 0915-1168  CODEN： TORAEO  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 円筒ころ軸受のころの挙動(ころの公転すべりや自転すべり)を明らかにすることは,軸受の摩耗や焼付き現象の解明に不可欠で,特にジェットエンジンやガスタービンの主軸に用いられる円筒ころ軸受については,高速回転かつ軽荷重で使用されるためころが激しい公転すべりを生じ,スキッディング損傷と呼ばれる表面損傷を発生する可能性がある。本研究では潤滑油の非ニュートン性と接触部でのすべりによる潤滑油の温度上昇を考慮して,ころと保持器のすべりを評価できる手法について展開した。これにより得た主な知見を次に示した。1)本研究では,従来の円筒ころ軸受のすべり解析では考慮されていなかった潤滑油の非ニュートン性と接触部でのすべりによる潤滑油の温度上昇を考慮して,ころと保持器のすべりを評価できる手法を明らかにしたこと,2)ミスアライメントが無い場合の実験結果と比較した結果,計算値と実験値がほぼ一致することから,本手法の妥当性を確認したこと。

シソーラス用語： *ころ軸受 ,  転動体 ,  保持器 ,  滑り ,  接触 ,  *滑り接触 ,  滑り摩擦 ,  損傷 ,  *潤滑油 ,  *非Newton流体 ,  *温度変動 ,  摩擦力 ,  解析モデル ,  数値解析 ,  *転がり接触

分類 (1件)： 軸受  (QB01020W)

引用文献 (22件)：

• 山本精穂. 転がり軸受における摩耗. 潤滑. 1979, 24, 11, 725
• HARRIS, T. A. The Effect of Misalignment on the Fatigue Life of Cylindrical Roller Bearings Having Crowned Rolling Members. Trans. ASME J. Lub. Technol. 1969, 91, 294
• LIU, J. Y. The Effect of Misalignment on the Life of High Speed Cylindrical Roller Bearings. Trans. ASME J. Lub. Technol. 1971, 93, 60
• HARRIS, T. A. An Analytical Method to Predict Skidding in High Speed Roller Bearings. ASLE Trans. 1966, 9, 229
• POPLAWSKI, J. V. Slip and Cage Forces in a High Speed Roller Bearing. Trans. ASME J. Lub. Technol. 1972, 94, 143

タイトルに関連する用語 (7件)： 潤滑 ,  ニュートン ,  温度上昇 ,  円筒ころ軸受 ,  公転 ,  すべり ,  解析