抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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機能安全対応の自動車制御用ソフトウェアプラットフォームの開発を目指し,機能安全の適合性確認とその診断に必要とされる技能について検討している。本論文では,1)電子製品の安全設計,2)ソフトウェアに関する安全設計,3)中小企業における技能判定,4)組織間の技能情報の相互利用,5)CASS(Conformity Assessment of Safety-related Systems)程度の能力の認証,6)機能安全における安全設計に関する知見の必要性,7)設計に関する知見はあるが安全に関する知見が十分でない品質検証及び妥当性確認作業従事者の技能設定,8)第三者認証制度にまつわる負のスパイラルにおける課題について述べた。特に,8)では顧客が認証されればよいとする問題に対し,認証取得の本来意義の認識不足を指摘すべきことを論じた。また,審査登録機関が簡単に認証することで儲かるとするのは顧客による「認証さえとれれば社会的評価を得られる」という誤った自覚が影響しており,安全確認作業の軽減を目指す取組みであることの理解が求められることを示した。