抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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SAT大蔵経テキストデータベース研究会では大正新脩大蔵経のテキストデータベースを完成させ,大蔵経本来の営みである,その時点でのより良い学術情報資源の提供に向けて新たな試みを展開している。本稿ではそれらの試みのうち,独自に提供する情報資源の内容の深化と,既存の情報資源同士の相互運用の強化について論じる。すなわち,前者は大蔵経を中心とするインド学仏教学の成果をデジタルメディアの世界でより深く蓄積・共有しつつ新たな可能性を提示していくために必要であり,後者はすでに蓄積された情報資源を効果的に活用することで,作業の重複による人的資源や費用の浪費を避けるとともに,情報資源の扱いに関して様々なレベルで連携を行いつつ,利用者に様々な利便性を提供することが可能である。その際には,いずれにおいても,デジタルメディアの特性と限界に配慮することが必要である。(著者抄録)