抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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情報技術の発展によりドライバに視認範囲外の交通状況を伝えることができるようになりつつあるが,表示方法は確立されていない。従来技術では路面の絵に車両アイコンや矢印を配置することによって交通状況の情報提供を行ってきた。しかし,静止画で動的場面を表現するには無理があり,逆にドライバの認知負荷を高め,運転操作に支障を与えるなどの問題も指摘されている。そこで我々は,視覚科学の知見を調査し,4ストローク錯視を応用することで動的場面を効果的に表現する技術を開発した。4ストローク錯視は4枚の静止画像を順送りに繰り返し提示することで,一方向の動きを連続的に表現する。点滅状態も呈するので,ドライバの注意を喚起させることもできる。この「錯視警報」の有効性を心理学実験で確認し,ASV-4プロジェクトの情報表示システムの一部として実装した。(著者抄録)