特許
J-GLOBAL ID:200903014228321148
α,β-不飽和カルボン酸誘導体からのエナンチオ選択的β-シアノカルボン酸誘導体の調製方法、及び該方法に用いる触媒
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
井波 実
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2004-341949
公開番号(公開出願番号):特開2006-151839
出願日: 2004年11月26日
公開日(公表日): 2006年06月15日
要約:
【課題】 反応対象物であるα,β-不飽和カルボン酸誘導体が多種にわたっても反応を進めることができる、α,β-不飽和カルボン酸誘導体からエナンチオ選択性を有するβ-シアノカルボン酸誘導体を調製する方法の提供。【解決手段】 一般式Iで表されるα,β-不飽和カルボン酸誘導体から一般式IIで表されるβ-シアノカルボン酸誘導体を調製する方法であって、一般式IIIで表される配位子及びMx(OR3)y(Mは金属であり、R3は例えばアルキル基であり、x及びyは前記金属Mにより化学量論的に定まる整数である)で表される触媒活性サイト源の存在下、α,β-不飽和カルボン酸誘導体をシアノ源と反応させて、β-シアノカルボン酸誘導体を得る工程を有する、上記方法により、上記課題を解決する。 【化1】【選択図】 なし
請求項(抜粋):
一般式I(式中、R1は*印と結合して環を形成してもよい基であって、置換又は無置換の直鎖状又は分岐鎖状又は環状のアルキル基、アルケニル基、置換又は無置換の芳香族基であり、R2はピロール誘導体、アルコキシル基、イミダゾール誘導体又はアミノ基である)で表されるα,β-不飽和カルボン酸誘導体から一般式II(式中、R1及びR2は、一般式Iと同じ定義を有する)で表されるβ-シアノカルボン酸誘導体を調製する方法であって、
一般式III(式中、R4は0〜4個の置換基であり、R5は0〜5個の置換基であり、R6は0〜5個の置換基であり、XはP又はAsであり、nは1〜3の整数である)で表される配位子及びMx(OR3)y又はMx(NR3)y(Mはチタン、ジルコニウム、イッテルビウム、アルミニウム、ガリウム、ランタン、セリウム、プラセオジム、サマリウム、ユーロピウム、ガドリニウム、ジスプロシウム、ホルミウム、エルビウムからなる群から選ばれる金属であり、R3は、炭素数が2〜6である、置換又は無置換の直鎖状又は分岐鎖状又は環状のアルキル基、置換又は無置換の直鎖状又は分岐鎖状又は環状のアルケニル基、置換又は無置換の芳香族基又はトリアルキルシリル基であり、x及びyは前記金属Mにより化学量論的に定まる整数である)で表される金属アルコキシド又は金属アミドの存在下、前記α,β-不飽和カルボン酸誘導体をシアノ源と反応させて、前記β-シアノカルボン酸誘導体を得る工程を有する、上記方法。
IPC (4件):
C07C 255/23
, C07B 53/00
, C07D 207/327
, C07F 9/655
FI (4件):
C07C255/23
, C07B53/00 B
, C07D207/327
, C07F9/6553
Fターム (20件):
4C069AC05
, 4C069BB22
, 4C069CC19
, 4H006AA01
, 4H006AA02
, 4H006AB40
, 4H006AC54
, 4H006AC81
, 4H006BA08
, 4H006BA09
, 4H006BA10
, 4H006BA32
, 4H006BA34
, 4H006BA53
, 4H006QN10
, 4H039CA70
, 4H039CF10
, 4H050AA03
, 4H050AB40
, 4H050AB82
引用特許:
引用文献:
審査官引用 (7件)
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Journal of the American Chemical Society, 2003, 125(15), p.4442-4443
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Journal of Organic Chemistry, 2003, 68(25), p.9541-9553
-
Tetrahedron Letters, 1993, 34(47), p.7529-7532
-
Synthesis, 1990, (1), p.59-62
-
Archiv der Pharmazie, 1988, 321(12), p.935-941
-
Journal of the American Chemical Society, 2004, 126(32), p.9928-9929
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Kagaku Kogyo, 2004, 55(8), p.590-596
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