特許
J-GLOBAL ID:200903031418520670

抗酸化性ジペプチドの製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小山 有
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2007-216243
公開番号(公開出願番号):特開2009-046451
出願日: 2007年08月22日
公開日(公表日): 2009年03月05日
要約:
【課題】人間の老化を抑制することが可能な機能性成分である抗酸化性ジペプチドのうち、カルノシンおよびアンセリンを低コストで大量に製造することができる動物エキス抗酸化性ジペプチドの製造方法を提供する。【解決手段】pH5.0±0.5および電気伝導度10±2mS/cmの範囲に調整した動物性エキスを調製し、これを、陽イオン交換体に接触させることで動物性エキスに含まれる抗酸化性ジペプチドを陽イオン交換体に吸着させ、次に抗酸化性ジペプチドが吸着された陽イオン交換体を緩衝液及び純水で洗浄したのち、ここへpH8〜pH12のアルカリ溶液を通液又は混合し、塩基性とした抗酸化性ジペプチドを陽イオン交換体から溶離させ、溶離された画分である塩基性抗酸化性ジペプチドに酸を加えてpHを8以下に調整した後、ナノろ過膜を使用して前記画分を濃縮、脱塩する。【選択図】なし
請求項(抜粋):
以下の第1〜第5の工程を含むアンセリン、カルノシン又はこれらの混合体からなる抗酸化性ジペプチドの製造方法。 第1の工程 食用家禽類、牛、豚などの畜肉類、鰹などの回遊性魚類の筋肉より動物性エキスを熱水抽出する工程。 第2の工程 前記動物性エキスから不溶性物質を除去し、かつpH5.0±0.5および電気伝導度10±2mS/cmの範囲に調整した動物性エキスを得る工程。 第3の工程 前記動物性エキスと同じ電気伝導度範囲及びpH範囲に調整された緩衝液を用いて予め平衡化した陽イオン交換体に、前記動物性エキスを接触させ、動物性エキスに含まれる抗酸化性ジペプチドを前記陽イオン交換体に吸着させる工程。 第4の工程 前記抗酸化性ジペプチドが吸着された陽イオン交換体を緩衝液及び純水で洗浄した後、ここへpH8〜pH12の範囲のアルカリ溶液を通液又は混合することによって塩基性抗酸化性ジペプチドを前記イオン交換体から溶離する工程。 第5の工程 前記溶離された画分である塩基性抗酸化性ジペプチドに酸を加えてpHを8以下に調整したのち、分画分子量500以下もしくは食塩阻止率50%以下の機能を有するナノろ過膜を使用して前記画分を濃縮、脱塩することにより、抗酸化性ジペプチドであるアンセリン、カルノシン又はこれらの混合体を精製する工程。
IPC (3件):
C07D 233/64 ,  A61K 31/417 ,  A61P 39/06
FI (3件):
C07D233/64 106 ,  A61K31/4172 ,  A61P39/06
Fターム (15件):
4B018LB08 ,  4B018MD19 ,  4B018MD20 ,  4B018MD70 ,  4B018ME06 ,  4B018MF01 ,  4C086AA01 ,  4C086AA03 ,  4C086BC38 ,  4C086MA01 ,  4C086MA04 ,  4C086MA52 ,  4C086NA14 ,  4C086ZC41 ,  4C086ZC54
引用特許:
出願人引用 (5件)
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