特許
J-GLOBAL ID:200903041704718253

ネットワークのボトルネック特定方法と装置およびプログラム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 渡邉 昌幸 ,  磯村 雅俊
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2005-000060
公開番号(公開出願番号):特開2006-191219
出願日: 2005年01月04日
公開日(公表日): 2006年07月20日
要約:
【課題】 測定が簡易な同時接続フロー数と入力レートという値のみから、ネットワークの品質劣化検出と、品質劣化のボトルネックの特定を可能とし、ボトルネック特定を低コストで行う。【解決手段】 ネットワークのボトルネック箇所を特定する装置(1)として、グループ毎に平均同時接続フロー数と入力レートを測定する手段(1b,1c)と、グループLの品質劣化発生度を計算して品質が劣化しているか否かを判定する手段(1f)と、グループLに属するフローが経由するリンクの使用率を測定する手段(1g)と、グループLの入力レートあたりの平均同時接続フロー数R(L)を算出する手段(1e)と、このR(L)を用いてリンクがボトルネックとなったときのリンク使用率に対する閾値ρ*を算出し、この閾値ρ*と手段(1g)で測定したリンク使用率を比較して当該リンクがボトルネックとなっているか否かを判定する手段(1h)とを設ける。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
ネットワークを通過するユーザフローの通信品質が劣化しているか否かを判定し、劣化している場合には、ボトルネック箇所を特定するネットワークのボトルネック特定方法であって、 上記ネットワークを通過するユーザフローを受信して予め分類されたグループ別に判別する第1の手順と、 上記グループ別に、予め定められた時間間隔t0におけるユーザフローの同時接続数Nと当該ネットワークヘの入力レートDおよび当該ネットワーク内の各リンク使用率ρをn回測定する第2の手順と、 各グループ毎の、上記ユーザフロー同時接続数Nと上記入力レートDのそれぞれのn個の測定値を用いて、当該グループのユーザフローの通信品質劣化が発生しているか否かを判定する第3の手順と、 該第3の手順でユーザフローの品質が劣化していると判定したグループに対し、該グループの上記ユーザフローの同時接続数Nと上記入力レートDとを用いて、フローあたりの最大転送速度r’を算出する第4の手順と、 該第4の手順で算出した上記フローあたりの最大転送速度r’と上記ネットワーク内のリンクの通信帯域Cとの比Ratio(=C/r’)を算出する第5の手順と、 該第5の手順で算出する上記比Ratioと、上記第2の手順で測定するリンク使用率ρ、および、該リンク使用率ρが十分小さいときのTCPフロー品質を基準として当該リンクがボトルネックとなった場合のTCPフロー品質劣化度数Degradedの、3者の関係を表す品質劣化度関数Degraded=Degraded(Ratio,ρ)を用いて、当該リンクがボトルネックとなって品質劣化が生じるリンク使用率ρ*を算出する第6の手順と、 該第6の手順で算出した上記リンク使用率ρ*と上記第2の手順で測定したリンク使用率ρとを比較することにより、当該リンクがボトルネックとなって品質劣化が生じたか否かを判定する第7の手順と、 上記第4から第7の手順の各処理を、ネットワーク内の各リンクに対して実施し、ボトルネックとなっているリンクを決定する第8の手順と を有することを特徴とするネットワークのボトルネック特定方法。
IPC (2件):
H04L 12/56 ,  H04L 29/14
FI (2件):
H04L12/56 200E ,  H04L13/00 313
Fターム (12件):
5K030GA14 ,  5K030GA19 ,  5K030HA08 ,  5K030JA10 ,  5K030MA04 ,  5K030MB09 ,  5K030MC08 ,  5K035AA02 ,  5K035BB04 ,  5K035DD01 ,  5K035EE25 ,  5K035JJ05
引用特許:
出願人引用 (1件)
引用文献:
出願人引用 (1件)
  • TCPフロー統計情報を用いたIPトラヒック管理手法

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