特許
J-GLOBAL ID:200903079489042429

分散エージェントの実行制御方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 若林 忠
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-138611
公開番号(公開出願番号):特開平9-319633
出願日: 1996年05月31日
公開日(公表日): 1997年12月12日
要約:
【要約】【課題】 分散処理システムにおいて、全てのエージェント処理が実行されるか、または、どのエージェントの処理も実行されないかの何れかの状態となることを保証する。【解決手段】 ネットワーク上にトランザクションに携わる全てのエージェント20〜60と、それらの実行状態を格納した管理テーブルを有するトランザクション・マネージャ10とを与え、これらがメッセージを交換しながら処理を実行する。各エージェントは、処理結果により、成功の場合はコミット要求、失敗の場合はロールバック要求のメッセージをトランザクション・マネージャ10に送る。トランザクション・マネージャ10は、1つでもロールバック要求を受け取ると、直ちに全エージェントにロールバック処理を指示し、全エージェントからコミット要求を受け付けると、全エージェントにコミット処理を指示する。エージェント削除又は登録のメッセージの場合は管理テーブルを更新する。
請求項(抜粋):
ネットワークに接続された複数の計算機上で、自律的なプログラム要素であるエージェント群が協調して、ひとまとまりの処理であるトランザクションを実行する分散処理システムの分散エージェントの実行制御方法において、ネットワーク上に、前記トランザクションに対して付与されたトランザクション識別子と、前記トランザクションに携わる全てのエージェントの識別子とを含むテーブルが格納されたトランザクション・マネージャを獲得あるいは配置するステップと、各エージェントが保持している識別子によって特定されるトランザクション・マネージャに対して、前記各エージェントが、その処理に成功した場合には、そのエージェント自身の識別子と前記トランザクションの識別子とを含むコミット要求メッセージを送付し、処理に失敗した場合には、同様にエージェント自身の識別子とトランザクションの識別子とを含むロールバック要求メッセージを送付するステップと、前記メッセージを受け取ったトランザクション・マネージャが、前記テーブルに基づき、前記トランザクションに携わる全てのエージェントからコミット要求メッセージがきているかを監視し、全てのエージェントからコミット要求メッセージがきているときに限り、全てのエージェントにコミット指示メッセージを回答し、1つでもロールバック要求がきている場合には、ロールバック指示メッセージを回答するステップと、前記メッセージを受け取った各エージェントが、上記指示メッセージに従って、コミットまたはロールバックの処理を行なうステップとを含むことにより、前記トランザクションに携わる全てのエージェントの処理が確実に実行されるか、または前記全てのエージェントの処理が実行されないかのいずれかの状態となることを保証することを特徴とする分散エージェントの実行制御方法。
IPC (5件):
G06F 12/00 518 ,  G06F 9/46 360 ,  G06F 13/00 355 ,  G06F 15/16 330 ,  G06F 15/16 370
FI (5件):
G06F 12/00 518 A ,  G06F 9/46 360 F ,  G06F 13/00 355 ,  G06F 15/16 330 Z ,  G06F 15/16 370 N

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