抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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学習活動のデザインとそれを支える基盤概念の組織化を行い,それを活かした知的なオーサリングシステムの開発を目指してオントロジー工学を適用している。本論文では,学習・教材理論のPrescriptiveな側面のモデル化と学習パラダイムのギャップの克服を実現するOMNIBUSオントロジーと,それに基づくオーサリングシステムSMARTIESを概説した。まず,OMNIBUSでは学習活動デザインに適用するための工学的近似の範囲で理論をモデル化するものとし,学習を学習者の状態変化として概念化して教授行為,学習行為,達成される学習状態からなるI_Lイベント分解木を構成する。そこで,パラダイムや対象によって構成できる理論分類の違いを状態分類として特徴付けられ,各理論分類間の接点の存在を示せる。また,SMARTIESは方式知識として宣言的に表現された理論的知識によってPrescriptiveな知識の手続き処理を実現し,I_Lイベントとのマッチングによってその分解可能性をユーザに提示する。実際に知識モデリング過程で得られたオントロジー構築における一般的ポリシーをまとめ,それらがSMARTIESの学習活動デザインにどのように反映されているかを説明した。