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J-GLOBAL ID：201002213442858493   整理番号：10A0911127

広大な林内放牧地に造成した集畜草地の植生,乾物生産量と利用率

Vegetation, Dry Matter Production and Consumption of Established Pasture for Gathering Cattle in a Vast Forest Grazing Land.

著者 (11件)： 山本嘉人 (農業技術研究機構 畜産草地研) ,  出口善隆 (岩手大 農) ,  塚田英晴 (農業技術研究機構 畜産草地研) ,  佐藤衆介 (東北大 大学院農学研究科) ,  北川美弥 (農業技術研究機構 畜産草地研) ,  西田智子 (農業技術研究機構 畜産草地研) ,  寺田裕 (農業・生物系特定産業技術研究機構 動物衛研 東北支所) ,  的場和弘 (農業技術研究機構 畜産草地研) ,  池田堅太郎 (農業技術研究機構 畜産草地研) ,  佐藤真 (岩手県久慈地方振興局) ,  平野清 (農業技術研究機構 畜産草地研)
資料名： 日本草地学会誌  (Japanese Journal of Grassland Science)
巻： 56  号： 2  ページ： 137-143  発行年： 2010年07月15日 
JST資料番号： Y0119B  ISSN： 0447-5933  CODEN： NSGIDM  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 広大な林内放牧地において家畜の嗜好採食特性を利用して集蓄作業を容易にするために,寒地型牧草からなる集蓄草地を牧柵で囲んだ平坦地の一部に不耕起造成し,草地の植生,生産量および利用率の年次経過を検討した。堆肥ペレットやマクロシードペレットにより造成した草地では,牧草の表面播種・肥料散布で造成した草地にくらべ全植生に占める牧草の被度が高かった。日乾物生産量は,春から初夏にかけて最も高く,夏季に低下し秋季にやや回復する傾向を示した。年間生産量は造成翌年に800gDM/m²を越えたが,年次経過に伴い低下し,3年目にはほぼ半減した。現存草量に対する被食量の割合で示した草地利用率は,時期によって大きく変動したが,ほぼ40-80%の範囲で推移した。年間生産量に対する年間被食量の割合で示した年間草地利用率は,0.71-0.90と比較的高い値を示した。(著者抄録)

シソーラス用語： *牧草地 ,  牧草 ,  植生 ,  *ウシ ,  放牧 ,  乾物量 ,  作物収量 ,  土地
準シソーラス用語： 林地 ,  *寒地型牧草 ,  *乾物収量

分類 (2件)： 牛  (FD02020Y) ,  飼料作物,草地  (FC03050J)

引用文献 (17件)：

• 出口善隆. 無牧柵放牧共有林野における集畜用草地の検討. 日畜104回講要, 2005. 2005, 48, 148
• 岩波悠紀. 林野と畜産の結合. 畜産の近未来. 1991, 325-338
• 岩波悠紀. 混牧林の歴史と過去の問題点. 日草誌. 2002, 48, 454-461
• 気象庁. アメダスデータ. http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/index.php. 2009
• 増井和夫. 地域の土地資源の総合的活用に寄与する混牧林手法. 日草誌. 2002, 48, 466-472

タイトルに関連する用語 (4件)： 林内放牧 ,  造成 ,  植生 ,  利用率