抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
ソフトウェア品質を確保する手法に形式検証を上げることができる。しかし,実践レベルへの形式検証の適用は多くの問題を抱えている。本研究では,情報制御システムを対象とし,専用の記述言語で記述されたモデルに対する実用的な検証の実行方法について検討する。一般に,モデル検証はモデル検査ツールを使用することで実行されるため,以下の3点について検討する。まず,対象モデルを検証用記述に変換する必要があるが,変換には専門の知識が必要となり現場での運用が難しい。そのため,検証用記述への変換ルールを定義する。次に,検証の実行をサポートするために,設計した検証項目をLTL式に変換する必要があり,その変換ルールを定義する。最後に,モデル検査では対象モデルの状態数が多いと実用的な範囲の時間で検証が実行できない場合がある。そのため,状態数を抑えるための工夫について検討する。モデルから検証用記述への変換方法とLTLへの変換方法を定義し,実用化のための工夫を施した結果,効率的なモデルの検証を行うことができた。(著者抄録)