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J-GLOBAL ID：201002217955009357   整理番号：10A1089408

墨の作製法の検討

A Study of Ink-cake Manufacturing Process

著者 (2件)： 下野晃 (鈴鹿工高専) ,  澤田善秋 (鈴鹿工高専)
資料名： 電気化学会技術・教育研究論文誌  (Journal of Technology and Education)
巻： 17  号： 1  ページ： 25-28  発行年： 2010年06月30日 
JST資料番号： L2883A  ISSN： 1342-6079  CODEN： DKGRFL  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 従来からの墨の作製法では,その乾燥工程での生墨から水分の蒸発による収縮過程で墨の表面と内部との含水率の違いによる歪みが生じ,表面のひび割れを生じる可能性がある。そのため,ここでは生墨の水分量を抑え,乾燥工程を簡便化して,膠とこれを溶解する水の含有量を抑えた生墨の作製を検討した。方法は,カーボンブラックを親水化し,それとゼラチンとの混合比を決めた。さらにこれに水を加えて80°Cで撹拌し,スラリー状とした。その後,加圧成型して80°Cで3日間乾燥させ,ひび割れや,変形の無い墨を得ることができた。得られた墨の密度,Vickers硬度,表面抵抗,圧縮強度共,市販の墨にひけをとらなかった。

シソーラス用語： *インク ,  *カーボンブラック ,  *親水性 ,  *含水量 ,  *生産方式 ,  乾燥 ,  煤 ,  膠 ,  ゼラチン ,  熱重量分析 ,  密度 ,  押込硬さ ,  表面抵抗 ,  圧縮強さ
準シソーラス用語： Vickers硬度 ,  *墨 ,  *墨汁

分類 (4件)： 炭素とその化合物  (YB02060D) ,  固-気界面一般  (CB12041H) ,  固体の機械的性質一般  (BL01021C) ,  無機物質の化学分析一般  (CC07021S)

引用文献 (3件)：

• 日本の伝統的工芸品館”鈴鹿墨のできるまで“ http://www. kougei. or. jp/crafts/1103/f1103. html
• Kuretakeホームページ “墨ができるまで“ http://www.kuretake.co.jp/create/calligraphy/ introduction. html
• 愛産研ニュース (2008.3) “カーボンナノチューブを用いた新機能皮膜の倉製“, 綿野哲寛 http://www.aichi-inst.jp/html/news/news08/news72.pdf

タイトルに関連する用語 (1件)： 作製法