抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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JICAでは,社会資本整備審議会「水害分野における地球温暖化に伴う気候変化への適応策のあり方について(答申)」や国土交通省で作成中の「水害に関する気候変化への適応策検討ガイドライン」を実際の途上国援助プロジェクトに適用すべく,「水分野における気候変動適応策ハンドブック」を作成した。このハンドブックはJICAの水分野気候変動適応プロジェクトに関わる職員,専門家等にプロジェクト形成,実施手法を示すことを目的としている。変わりゆく不確実な気候にしなやかに持続的に対応していく社会づくりに向けて以下の5つの基本概念をあげている。1)人間の安全保障,2)社会への働きかけ,3)持続可能な適応社会づくり,4)災害リスクマネジメント,5)犠牲者をゼロにする。具体的な手法として,1)洪水や干ばつといった極端現象の予測手法,2)被害や影響評価の分析手法,3)適応策の検討手法,4)能力の強化,5)事例,などについて記述している。