文献

J-GLOBAL ID：201002220125751337   整理番号：10A0386522

市販ドレッシング類の脂肪酸バランスに関する食品・栄養学的評価

Food and Nutritional Evaluation of the Fatty Acid Balance of Dressings in Japan

著者 (5件)： 古賀民穂 (中村学園大学短大) ,  石井利直 (中村学園大 栄養科学) ,  宮城一菜 (中村学園大 栄養科学) ,  佐々木久美 (中村学園大学短大) ,  太田英明 (中村学園大 栄養科学)
資料名： 日本食品保蔵科学会誌  (Food Preservation Science)
巻： 36  号： 2  ページ： 75-81  発行年： 2010年03月31日 
JST資料番号： Z0775A  ISSN： 1344-1213  CODEN： NSHKCW  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 日本で入手可能な製品,マヨネーズ21,ドレッシング25,その他の半固体状ドレッシング23,計69品目(1997~1999年)について,脂肪含量と脂肪酸組成を中心に検討し,主成分分析を行った。マヨネーズは主成分分析で,3グループに分類され,グループIはオレイン酸が約50%で,n-6/n-3比が平均3.0で分析した供試試料の約76%であった。ドレッシングは主成分分析の結果4グループに分類され,グループIはオレイン酸が約55%,n-6/n-3比は2.4で供試試料の約48%であった。その他の半固体状ドレッシングは4グループに分類され,グループIはオレイン酸が約56%,n-6/n-3比は3.3で供試試料の約65%であった。ドレッシング類はリノール酸志向型と思われがちであるが,オレイン酸志向型であった。また,n-6/n-3比が4以下の製品は全試料中61%で,このうち輸入製品を除いた日本製品では4以下の製品はマヨネーズ約72%,ドレッシング約60%,その他の半固体状ドレッシングは約68%であった。以上の結果から,日本産のドレッシング類は脂肪酸バランスを考慮した製品といえるであろう。(著者抄録)

シソーラス用語： *ドレッシング【調味料】 ,  脂肪酸組成 ,  栄養価 ,  主成分分析 ,  マヨネーズ ,  食品成分 ,  不飽和脂肪酸 ,  ステロール ,  凝固 ,  オレフィン化合物 ,  脂環式アルコール
準シソーラス用語： n-6/n-3比 ,  半固体化

分類 (2件)： 調味料,香辛料  (FJ10010W) ,  食品の化学・栄養価  (FJ01020J)

物質索引 (2件)： オレイン酸 ,  コレステロール

引用文献 (11件)：

• 厚生労働省. 「日本人の食事摂取基準」策定検討会報告書 : 日本人の食事摂取基準. 2009, 77
• 第一出版編集部編. 厚生労働省策定 日本人の食事摂取基準. 2005, 50
• 健康・栄養情報研究会編. 日本人の栄養所要量 食事摂取基準. 1999, 56
• 厚生省保健医療局健康増進栄養課監修. 日本人の栄養所要量. 1994, 56
• FOLCH, J. A Simple Method for the Isolation and Purification of Total Lipides from Animal Tissues. J. Biol. Chem. 1957, 226, 497

タイトルに関連する用語 (5件)： ドレッシング ,  脂肪酸 ,  バランス ,  食品 ,  栄養学的評価