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J-GLOBAL ID：201002220874461205   整理番号：10A0392256

武蔵野台地開析谷の最終氷期泥炭層と古植生

Vegetation and environment since LGM in peaty deposits of the dissected valley of Musashino Upland, Tokyo

著者 (5件)： 鈴木茂 (日本大 文理) ,  鈴木茂 (パレオラボ) ,  飯塚真弘 (リゾートトラスト) ,  小森次郎 (日本大 文理) ,  遠藤邦彦 (日本大 文理)
資料名： 日本大学文理学部自然科学研究所研究紀要  (Proceedings of the Institute of Natural Sciences, Nihon University)
号： 45  ページ： 115-120  発行年： 2010年03月23日 
JST資料番号： S0033A  ISSN： 0369-3562  CODEN： NDBSAL  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 武蔵野台地の最終氷期の植生環境の変化を捉えるため,3本の柱状ブロック試料を採取し,花粉分析を主とする分析を行った。最終氷期のAT火山灰降灰の前後に泥炭層が形成されており,湿地環境が存在していたが,徐々に立川ローム層が堆積していくようになる状況は野川泥炭層と同様である。野川ではマツ属などの針葉樹の増加が認められたが,本研究においてはその変化はあまり明瞭でなく,むしろスギ属の増加が目立つ変化である。完新世に入り3000年前以降,この地域は再び湿地的環境に置かれ,スギが多く生育していたと考えられ,湿潤な環境条件が存在したようである。

シソーラス用語： 台地 ,  *最終氷期 ,  泥炭層 ,  *植生 ,  花粉分析 ,  火山灰 ,  地層
準シソーラス用語： *古植生 ,  火山灰層

分類 (2件)： 古生物学一般  (DE03010V) ,  古動植物全般  (DE03050N)

タイトルに関連する用語 (5件)： 武蔵野台地 ,  開析谷 ,  最終氷期 ,  泥炭層 ,  古植生