抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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メタマテリアルの基本的考え方とその応用について概説した。原子や分子よりも大きい材料片であっても,原子や分子に見立てた構造体を作れば,その単位素子よりも長い波長の電磁波に対しては均質な材料として振る舞うが,このような人工材料をメタマテリアルと呼んでいる。メタマテリアルには,誘電率εと透磁率μの値の正負により,左手系,右手系,εネガティブ,μネガティブの4種類に分類することができる。このメタマテリアルを応用すると電磁波及び光学分野において自然界には存在しない様々な材料の開発が可能となる。電波工学分野では,電磁バンドギャップを利用した低損失の回路やアンテナ,サイズに依存しない共振器,デュアルバンドアンテナなど多くの材料やデバイスが開発されつつある。本稿が新たな材料やデバイスの開発の一助となることを期待する。