抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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積雪により放牧地の延長利用が制限される地域で,採草地で貯蔵飼料を併用し,高放牧圧で冬季利用する場合の家畜管理技術を提案するために,牛の滞在場所と摂食場所の選択性に影響を及ぼす要因(飼料,水飲場,避難場所,気象)を昼,夜,1日について検討した。日本短角種育成牛40-60頭は採草地(A草地1.1ha,B草地1.6ha)と隣接の林地1.5haに,11-1月に放牧した。濃厚飼料は毎日,サイレージは草量の減少後に給与した。牛の滞在場所と摂食場所の選択性には飼料の質量ともプラスに,水飲場からの距離はマイナスに影響する傾向を示し,サイレージ給与量のみがすべての時間帯で有意な正の相関関係にあった。以上から,給与場所が比較的自由にできるサイレージなどの給与により,家畜分布をコントロールできる可能性が示された。(著者抄録)