抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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長野県中部で発生した2006年7月豪雨災害は,岡谷市を中心に土石流を多発し,多大な被害をもたらした。この災害の特徴として,1)降雨は長雨型で,記録的な降水量であった。2)土石流発生河川の集水面積は小さく,災害発生時の水収支に不整合があった。3)土石流発生源の崩壊は,谷頭部に集中し定高性があった。等があげられる。これらを説明することを目的とし,GISを用いて現地の地質構造を解析したところ,基盤岩である塩嶺累層の地質境界付近で崩壊が発生しており,災害発生機構に地質構造が影響していたことが示唆された。(著者抄録)