抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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植物細胞壁の骨格成分として存在するセルロースミクロフィブリルは,パルプ繊維を種々の物理的方法により微細化することで,幅約15nmの均一なセルロースナノファイバー(CNF)として抽出できる。前報で,ブレンダー撹拌によりパルプが容易にナノ解繊することを報告した。本研究では,より効率的にCNFを抽出するため,解繊に至る過程を詳細に観察しそのメカニズムを考察した。また撹拌に供するパルプのサイズが解繊に与える影響について検討した。その結果,木粉のパルプは2種類の構造に分けられ,それぞれまったく異なる特徴的な解繊過程を経ていることが観察された。またその構造の違いが,ブレンダー撹拌による解繊効率に影響することが分かった。(著者抄録)