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J-GLOBAL ID:201002244662876428   整理番号:10A0307997

日本人への旅 食生態にみる縄文文化の多様性-北海道と琉球諸島から考える

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資料名:
巻: 80  号:ページ: 383-388  発行年: 2010年04月01日 
JST資料番号: F0094A  ISSN: 0022-7625  CODEN: KAGTA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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最近動態を用いる分析から,古人骨から食生活を推定することが可能になってきた。人類の食性で250万年前頃から石器と共に肉食の証拠が見つかっている。ネアンデルタール人は主に大型の哺乳類,クロマニオン人は魚や小型の動物を含む多様な資源を利用していた。ヒトの雑食性は人類進化の中で比較的最近獲得されたものである。本論文では北海道と琉球諸島における縄文文化,弥生文化の食生態について考察した。安定同位体の比率を利用して生態系に構造を研究できる。これによれば北海道の縄文人の食生態は本州と異なり海獣など栄養段階の高い動物質蛋白質に強く依存し,東北北部の本州縄文人は関東の縄文人と共通の食生態を示した。弥生時代に並行する続縄文文化の食生態は,北海道の縄文文化で見られた海産物依存型が継続していた。琉球の貝塚時代後期の食生態は,珊瑚礁を利用した比較的栄養段階の低い海産物(貝類や小魚)が利用された可能性が高い。弥生時代並行期以降も基本的な食生態は継続されたらしい。
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分類 (1件):
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人類学 

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