抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
日本の多くの河川で採用されている複断面開水路流れは低水路では高速,高水敷上では低速となりその両者が接する高水敷先端部付近では複雑な流れが形成される。大規模水平渦に焦点をあててそれが活発化するとされる高水敷水深の小さな流れ場において流れの可視化によりその内部構造と諸特性を調べた。実験には長さ10m,幅60cm,高さ15cmの透明アクリル樹脂製の平滑面水路を使用した。試験結果から高水敷水深が小さい流れでは水深が大きい場合と比較して高水敷上の横断方向の二次流れが顕著になり斜昇流が消失することを示した。更に高水敷上には高速流の流入時に高水敷先端部の速度せん断作用により縦渦構造群が形成されるがこれらは回転運動をしながら側壁方向に移動することを示した。