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J-GLOBAL ID：201002266402965226   整理番号：10A0978124

対話における共感状態の音声情報からの推定

Estimating affective states in a spoken dialog by using speech parameters

著者 (3件)： GAOYAHAN (大阪大 大学院医学系研究科) ,  大野ゆう子 (大阪大 大学院医学系研究科) ,  林良彦 (大阪大 大学院言語文化研究科)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 110  号： 185(HCS2010 26-37)  ページ： 37-42  発行年： 2010年08月20日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 我々は,自由発話の音声データに対して感情・態度のカテゴリを付与した評定データに基づき,「共感状態」に関わる発話の音声分析を進めてきた。本論文では,この評定データを学習データとして用いる機械学習(SVM)に基づく共感状態の推定について検討する。今回報告する手法は,SVMにより学習した各種の識別器を,我々の共感状態の定義に即して配列する識別過程からなる。識別器が前提とする入力情報の検討からは,(1)態度と感情との間に依存関係が存在すること,(2)識別対象発話の反応対象である先行発話の識別情報の利用が識別率の向上に有用である可能性などが分かった。一方,これまでの検討では態度より感情に音声的な特徴が多く現れるという結果が得られていたが,識別率としては態度の方が良好であるという結果を得た。本論文では,これらの結果を詳しく検討し,今後の研究課題について議論する。(著者抄録)

シソーラス用語： 情報 ,  対話処理 ,  発話 ,  感情 ,  機械学習 ,  記号 ,  *特徴抽出 ,  態度 ,  *音声分析
準シソーラス用語： 音声情報 ,  音声対話 ,  共感性 ,  識別情報

分類 (2件)： 音声処理  (JE05000E) ,  人間機械系  (IB03000G)

引用文献 (8件)：

• BANSE, R. Acoustic profiles in vocal emotion expression. Journal of Personality and Social Psychology. 1996, 70, 3, 614-636
• CORNELIUS, R. R. The Science of Emotion : Research and Tradition in the Psychology of Emotions. 1996
• EKMAN, P. An argument for basic emotion. Cognition and Emotion. 1992, 6, 3/4, 169-200
• MEHRABIAN, A. A measure of emotional empathy. Journal of Personality. 1972, 40, 3, 525-543
• MURRAY, I. R. Toward the simulation of emotion in synthetic speech : A review of the literature on human vocal emotion. Journal of the Acoustic Society of America. 1993, 93, 2, 1097-1108

タイトルに関連する用語 (4件)： 対話 ,  共感 ,  音声情報 ,  推定