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J-GLOBAL ID：201002267541758908   整理番号：10A0105910

縄文遺跡の立地性向

The Disposition of Jomon Ruins

著者 (2件)： 枝村俊郎 ,  熊谷樹一郎
資料名： GIS-理論と応用  (Theory and Applications of GIS)
巻： 17  号： 1  ページ： 63-72  発行年： 2009年06月30日 
JST資料番号： L3915A  ISSN： 1340-5381  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 火山灰に基づいて形成された黒ボク土壌と台地地形は,単に発見されやすさでなく,縄文社会の形成に重要な関係を持つという推定を実証するために,縄文遺跡数とこれらの関係について遺跡データベースを利用して定量的に分析した。同時に縄文社会の形成に貝塚の貢献の大きいことについての分析も取り入れた。分析に用いた資料は奈良文化財研究所遺跡データベース及び国土交通省のGISデータ:50万分の1土壌分類図と同地形分類図である。結果は,縄文遺跡は黒ボク土壌地帯,台地地形に分布する傾向を持ち,樹林圏の如何に関わらず,貝塚を考慮すれば,よりよい縄文遺跡の分布が説明できることを示した。

シソーラス用語： 黒ぼく土 ,  時期 ,  *遺跡 ,  火山灰 ,  *台地 ,  データベース ,  地理情報システム ,  多重回帰分析 ,  広葉樹林 ,  森林 ,  *立地 ,  考古学
準シソーラス用語： 貝塚 ,  照葉樹林 ,  *縄文時代 ,  落葉広葉樹林

分類 (2件)： 応用測量,その他  (RC02060Z) ,  都市計画の調査分析,分析手法  (RD01020D)

引用文献 (14件)：

• 会田容弘. 松島湾の縄文カレンダー. 2007
• 枝村俊郎. 縄文文化=ナラ林圏説の検証. 地理情報システム学会, 講演論文集, 2008. 2008, 17, 115-120
• 熊野正也. 考古学を知る事典. 2003
• 後藤和民. 馬蹄形貝塚と縄文社会. 縄文人と貝塚. 1989, 87-128
• 佐々木高明. 日本文化の多重構造. 1997

タイトルに関連する用語 (2件)： 遺跡 ,  立地