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J-GLOBAL ID：201002268307232818   整理番号：10A0821201

抵抗性イネ品種を加害するツマグロヨコバイのバイオタイプ

著者 (1件)： 平江雅宏 (中央農業総合研究セ 北陸研究セ)
資料名： 植物防疫  (Plant Protection)
巻： 64  号： 8  ページ： 530-535  発行年： 2010年08月01日 
JST資料番号： G0617A  ISSN： 0037-4091  CODEN： SHBOA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 抵抗性品種を加害するツマグロヨコバイのバイオタイプを研究し,抵抗性品種の利用法を考察する。抵抗性遺伝子は現在までに6種,Grh1~Grh6が見出され,これらを導入した中間母本,育成系統が得られている。実験の結果,これらを単一でまたは複合的に導入したイネ品種は実用性が高いと考えられる。一方,抵抗性遺伝子に対応した加害性を持つツマグロヨコバイのバイオタイプの存在も明らかにされ,抵抗性品種の持続的利用の為の管理技術が必要とされる。品種育成には,新規の抵抗性遺伝子を探索し,バイオタイプが発達しにくい抵抗性遺伝子の組み合わせを明らかにする。栽培技術面でも種々の工夫を行うなどが必要となろう。

シソーラス用語： *イネ ,  *ツマグロヨコバイ属 ,  *耐虫性 ,  栽培品種 ,  遺伝子 ,  遺伝子導入 ,  作物育種
準シソーラス用語： *ツマグロヨコバイ ,  バイオタイプ ,  *耐虫性遺伝子 ,  抵抗性品種

分類 (3件)： 稲作  (FC03020C) ,  昆虫・ダニによる植物被害  (FC04072U) ,  作物の品種改良  (FC02030G)

引用文献 (23件)：

• AiAM, S. N. and M. B. COHEN (1998): Entomol. Exp. Appl.89: 71~78.
• COHEN, M. B. et al.(1997): ibid.85: 221~229.
• 藤井 潔ら (2005): 植物防疫 59: 226~230.
• GOULD, F.(1986): Environ. Entomol.15: 11~23.
• 服部 誠 (2006): 農業技術 61: 153~157.

タイトルに関連する用語 (5件)： 抵抗性 ,  イネ ,  品種 ,  ツマグロヨコバイ ,  タイプ