文献

J-GLOBAL ID：201002269493060270   整理番号：10A0784711

Eucalyptus camaldulensisの現存量推定手法の提案-オーストラリア半乾燥とベトナム熱帯モンスーンのデータを用いて-

著者 (7件)： 宇都木玄 (森林総合研 北海道支所) ,  菅沼秀樹 (成蹊大 理工) ,  山ノ下(山田)麻木乃 (早稲田大 人間科学) ,  田内裕之 (森林総合研) ,  相川真一 (森林総合研) ,  小島紀徳 (成蹊大 理工) ,  森川靖 (早稲田大 人間科学)
資料名： 海外の森林と林業  (Japanese Journal of International Forest and Forestry)
号： 78  ページ： 39-44  発行年： 2010年06月25日 
JST資料番号： L1235A  ISSN： 1882-6261  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： Eucalyptus camaldulensis(フトモモ科)はオーストラリアに広く分布し,東南アジアをはじめ,各地で早生樹として植林されている。森林は二酸化炭素貯留源として期待されている。本稿では,本樹種の現存量の推定手法を,オーストラリア半乾燥地帯とベトナム熱帯モンスーン地帯で1998~2001年に調査したデータに基づいて提案した。現存量に係わる相対成長式との関連で,樹高と胸高直径との関係,幹・枝・葉重量,および地上非同化部重量と胸高直径との関係などから,幹・枝・葉重量,および地上非同化部重量推定相対成長式での独立変数を検討した。また,これらの検討結果の地域による違いを考察し,幹重量についての利用可能な式を示した。

シソーラス用語： *フトモモ科 ,  *材積 ,  成長解析 ,  樹幹 ,  枝 ,  葉 ,  バイオマス ,  式 ,  変数 ,  胸高直径 ,  樹高 ,  オーストラリア連邦 ,  植物成長 ,  地域差
準シソーラス用語： *Eucalyptus camaldulenis ,  *現存量 ,  従属変数 ,  推定式 ,  相対成長式 ,  独立変数

分類 (2件)： 森林生物学一般  (FF02010T) ,  環境問題  (SA01020V)

引用文献 (6件)：

• Utsugi H., Tanouchi H., Hamano H., Takahashi N.(2006): The difference in leaf morphological and photosynthetic ability of Eucalyptus camaldulensis between natural growth and planted trees in desert Western Australia. J. of Arid Land Studies 15: 271-274.
• 斉藤昌宏・平松直樹・河原崎里子・相川真一・宇都木玄・田内裕之 (2008): 早成樹種の成長量を最大にする造林方法 (2) 密度と栽培期間, 海外の森林と林業 71: 19-24.
• 森川 靖 (2004): 森林のCO²吸収源としての評価と問題点. 環境資源工学 51: 228-233.
• 山田麻木乃・鶴見和恒・原口直人・川添哲也・山ノ下卓・丹下 健・森川 靖 (2000): 産業植林早生樹種の炭素固定量評価. 熱帯林業 47: 33-39.
• Thoranisorn S., Sahunalu P., Yoda K.(1990): Density effects and self-thinning in even-aged pure stands of Eucalyptus camaldulensis Dehn. Bot. Mag. Tokyo 103: 283-295.

タイトルに関連する用語 (7件)： Eucalyptus ,  推定 ,  手法 ,  提案 ,  オーストラリア ,  ベトナム ,  熱帯モンスーン