抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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長野県では江戸時代にニホンジカが多く生息していたが,明治期に大きく減少した。近年,生息域は県下全域に拡大し,地域によっては非常に高い生息密度となっている。塩尻市で実施したライトセンサス調査でニホンジカの個体数が年々増加していることが確認された。夜間撮影機能付デジタルビデオカメラをライトセンサス法に使用することで,視認率が上昇し,映像が記録できた。ニホンジカ推定生息数とササ類の食害程度には相関があり,ササ食害が一定以上になるとヒノキの幹剥皮が始まっていた。ニホンジカは,イチイやヤナギ,ミズキ,リョウブなどの特定樹種を好むと判断された。防護柵は,わずかな隙間があるとニホンジカに侵入され,特に下部の隙間は侵入されやすかった。(著者抄録)