抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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基礎生産力変動および植物プランクトン群集組成の違いを把握することは,地球規模の環境変動と炭素循環の関わりを解明する上でも重要である。本研究では,南大洋インド洋区における過去10年間の衛星データを用いて基礎生産力変動に対する海面水温および植物プランクトン優占グループの関係を調べた。1997-2007年までの夏季平均基礎生産力の変動はPolar Front付近で有意な減少傾向を示した。季節海氷域での基礎生産力変動に有意な増加および減少傾向は確認できなかったが,基礎生産力の変動には水温変動に伴うケイ藻類およびハプト藻類の増殖する時期や規模の変化が関係することが示唆された。(著者抄録)