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J-GLOBAL ID:201002278202152296   整理番号:10A0387017

宮崎平野の大深度温泉井から流出する温泉水の地化学特性と成因-温泉起源流体としての続成脱水流体-

Geochemical Features and Genetic Process of Hot-spring Waters Discharged from Deep Hot-spring Wells in the Miyazaki Plain, Kyushu Island, Japan: Diagenetic Dehydrated Fluid as a Source Fluid of Hot-spring Water
著者 (5件):
資料名:
巻: 59  号:ページ: 295-319  発行年: 2010年03月31日 
JST資料番号: F0950A  ISSN: 0030-2821  CODEN: ONKAA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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温泉起源流体としての続成脱水流体を探索するために,九州地方の前弧域に位置する宮崎平野で掘削された温泉井から温泉水や付随ガスを採取し,化学・同位体分析を行った。温泉水の化学・同位体データの間に現れる系統的な関係の解釈や,地化学温度計による熱水温度の推定結果から,天水起源地下水の他に2種類の温泉起源流体の存在を認めた。1つは堆積物間隙から排出される海水で,もう一つは堆積岩に貯留される成因不明の熱水流体である。成因不明の流体を代表する温泉水について化学熱力学的解析を行ったところ,それはおよそ130°Cにおいて粘土鉱物(スメクタイト)の層間から排出された水を起源とすることが示された。さらに,付随炭化水素ガスの地球化学的解析結果との比較や,温泉起源流体の成因に関する地質学的な考察を通して,2種類の温泉起源流体は海成堆積物の埋没続成過程の異なるステージで発生したものであると推定した。同じく九州地方の前弧域に位置する大分平野の温泉起源熱水流体は,本研究で提示したいくつかの地球化学システマティック図上での比較検討から,宮崎平野の起源熱水流体とは同様な起源や成因をもつものではないことが推察された。(著者抄録)
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分類 (3件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
水文学一般  ,  地球化学一般  ,  地下水学 

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