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J-GLOBAL ID：201002278400477346   整理番号：10A0325240

空間伝送とファイバ伝送をつなぐハイブリッドエンタングルメント

著者 (6件)： 吉野健一郎 (NEC) ,  藤原幹生 (情報通信研究機構) ,  豊嶋守生 (情報通信研究機構) ,  佐々木雅英 (情報通信研究機構) ,  南部芳弘 (NEC) ,  富田章久 (NEC)
資料名： 電子情報通信学会大会講演論文集  (電子情報通信学会ソサイエティ大会講演論文集)
巻： 2010  号： 通信1  ページ： SS.93-SS.94  発行年： 2010年03月02日 
JST資料番号： G0508A  ISSN： 1349-1369  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： エンタングル光子対の一方を偏光状態による空間伝送,他方をtime-bin状態によるファイバ伝送とするため,time-bin状態を偏光状態に変換するフォーマット変換器を製作した。また,実際にこれを用いて偏光とtime-binの間の相関を測定し,2つの非直交基底において88%以上のvisibilityを得た。この結果は量子エンタングルメントの存在の指標となる71%を大きく上回っており,2つの物理量にまたがるエンタングルメント(ハイブリッドエンタングルメント)を持つことが実証された。この技術を用いることにより衛星-光地上局-利用者間のような伝送媒体の異なる経路に対しても量子エンタングルメントを伝送できるようになり,長距離の量子情報ネットワークの構築に役立つと考えられる。(著者抄録)

シソーラス用語： *システム ,  *光通信 ,  重合せ ,  符号化 ,  *信号変換器 ,  偏光 ,  *衛星通信 ,  量子もつれ
準シソーラス用語： *FSOシステム ,  ハイブリッドエンタングルメント ,  *光ファイバ通信 ,  量子エンタングルメント

分類 (2件)： 宇宙通信  (ND08040S) ,  光通信方式・機器  (ND10000B)

タイトルに関連する用語 (2件)： ファイバ ,  エンタングルメント