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J-GLOBAL ID：201002288844050697   整理番号：10A0453938

夏季の西部北極海(チャクチ海)における動物プランクトン群集の経年変動

著者 (4件)： 松野孝平 (北大 大学院) ,  山口篤 (北大 大学院) ,  平譯享 (北大 大学院) ,  今井一郎 (北大 大学院)
資料名： 日本海洋学会大会講演要旨集
巻： 2010  号： 春季  ページ： 183  発行年： 2010年03月15日 
JST資料番号： F0701C  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 夏季の西部北極海では近年,海氷面積の著しい減少が報告されているが,海氷面積減少が動物プランクトン群集に与える影響に関する知見は乏しい。本研究は海氷面積が広かった1991,1992年と海氷面積が減少した2007,2008年の夏季西部北極海(チャクチ海)の動物プランクトン群集構造を明らかにし,経年変動を解析したものである。2007/08年は出現個体数とバイオマス共に1991/92年よりも多く,北極海産固有種の群集がより北方に見られた。海氷面積の減少は動物プランクトン生産量という観点ではプラスの効果があるが,太平洋産種の輸送量が増加するため,北極海固有種の生物群集を北方に駆逐するマイナスの影響があることが示された。(著者抄録)

シソーラス用語： *北極海 ,  *動物プランクトン ,  *海氷 ,  生態学 ,  *永年変化 ,  固有種
準シソーラス用語： 群集構造 ,  *経年変動 ,  夏季 ,  出現個体

分類 (1件)： 生態系  (EE01040P)

タイトルに関連する用語 (7件)： 夏季 ,  北極海 ,  海 ,  動物 ,  プランクトン ,  群集 ,  経年変動